コレクション全体で使用される素材は、感覚的な体験と機能性の両面を大切にしながら選定されています。
ワックスの配合、香りの構成、芯との組み合わせ、容器、仕上げに至るまで、そのすべてが香りの広がり方や燃焼性、空間へのなじみ方、製品全体の体験に影響を与えています。
Alchemist + Co. では、フォーミュレーションを単なる製品開発ではなく、素材の研究であり、空間を設計するためのプロセスとして捉えています。
目指しているのは、単に香りをつくることではありません。
日々の習慣に自然と溶け込み、暮らしのなかに静かな変化や気づきをもたらすリチュアルを生み出すことです。
ワックスについて
ココナッツアプリコットワックス
素材の特徴
燃焼性能
・植物由来のワックスブレンド
・なめらかで均一な燃焼性
・豊かでありながら調和の取れた香り立ち
・ススの発生を抑えたクリーンな燃焼
・再生可能な植物由来原料を使用
・一般的なワックスと比較して、よりゆっくりと長く楽しめる燃焼時間
ココナッツアプリコットワックスは天然由来の素材であるため、製造ロットごとにわずかな個体差が生じることがあります。
表面の質感の変化やフロスティング(白い結晶状の模様)、見た目のわずかな違いは自然な現象であり、キャンドルの品質や香り、燃焼性能には影響ありません。
私たちは、こうした個体差を無理に取り除くのではなく、小ロット生産ならではの素材本来の特徴として大切にしています。
最適な燃焼状態を保つため、初回のご使用時はワックスの表面が容器の縁まで均一に溶けるまで燃焼させてください。
これにより、その後の燃焼がより均一になり、トンネリング(中心部分だけが溶ける現象)の発生を抑えることができます。
また、毎回ご使用前に芯を約6mm(1/4インチ)程度にカットし、1回の燃焼時間は2〜4時間を目安とすることをおすすめしています。
ウイックについて
キャンドルには、クリーンで安定した燃焼を実現するために選定された、100%コットン製の鉛不使用芯を使用しています。
芯は、香りの広がり方やワックスの溶け方、そしてキャンドルが生み出す空間の雰囲気に大きく影響します。
そのため、それぞれの芯は容器のサイズやワックスの特性に合わせて選定され、燃焼の始まりから終わりまでバランスの取れた使用感を支えるよう設計されています。
また、天然繊維素材の特性上、炎の大きさや燃焼状態にはわずかな個体差が生じる場合があります。
これらは気流や室温、ご使用環境、燃焼時間などの影響による自然な現象であり、品質や性能上の問題ではありません。
こうした変化もまた、小ロット生産ならではの自然な個性の一部だと考えています。
香りの構成
品質基準
使用を避けている成分について
エッセンシャルオイル
California Prop 65 について
香りを単なるフレグランスとしてではなく、空間の雰囲気や体験を形づくる要素として捉えています。
ブレンドは、香りの重なりや広がり方、時間とともに移り変わる印象、そして感情との結びつきを考慮しながら設計されています。
Alchemist + Co. では、フォーミュレーションを一時的なトレンドとしてではなく、香りの表現と品質を支える重要な要素として考えています。
私たちが重視しているのは、香りのパフォーマンス、素材への配慮、現代的な品質基準のバランスです。
それぞれのフレグランスは、香りそのものだけではなく、空間へのなじみ方や時間による変化、記憶や日々の習慣との関わり方までを考慮して選定されています。
品質と安全性
使用しているフレグランスは、以下の成分を含みません。
・フタル酸エステル
・パラベン
・発がん性物質
・急性毒性物質
・臓器毒性物質
・制限対象となる CMR 物質(発がん性・変異原性・生殖毒性物質)
また、現代のフレグランス基準の範囲において、カリフォルニア州 Proposition 65 に記載された成分についても、可能な限り使用を避けています。
私たちは不安を煽るマーケティングではなく、素材選びへの配慮と透明性、そして長く心地よく付き合える感覚的な体験を大切にしています。
すべてのフレグランスは、生産へ進む前に、空間における香りの広がり方とフォーミュレーション全体の品質の両面から評価されています。
現代のフレグランス開発では、香りの表現力だけでなく、安全性や品質についても幅広い観点から評価が行われています。
原料によっては、以下のような基準に基づいて評価や管理の対象となる場合があります。
・発がん性
・生殖毒性
・臓器毒性
・急性毒性
・環境への影響
CMR とは、「発がん性(Carcinogenic)」「変異原性(Mutagenic)」「生殖毒性(Reproductive Toxicant)」を指します。
これらの分類は、世界各国の規制機関や製品開発の現場において、追加評価や使用制限、情報開示が必要となる可能性のある原料を判断するために用いられています。
Alchemist + Co. では、香りの奥行きや複雑さ、空間に広がる雰囲気を損なうことなく、必要以上に刺激の強い原料や高度な制限対象となる原料を可能な限り避けるよう努めています。
重視しているのは、「使用していない成分」を並べることではなく、十分な検討に基づいた原料選定と品質基準です。
フレグランスには、香りの奥行きや重なり、そして空間全体の印象を豊かにするために選定されたエッセンシャルオイルが使用されています。
Alchemist + Co. では、エッセンシャルオイルを単独で機能するものとしてではなく、香り全体を構成する要素のひとつとして捉えています。
その役割は、香りに質感や奥行きを与え、親しみやすさや感情との結びつきを生み出しながら、より豊かな感覚体験を支えることにあります。
また、エッセンシャルオイルは天然由来の原料であるため、収穫時期やロットによって香りや色味にわずかな違いが生じる場合があります。
California Proposition 65(カリフォルニア州 Proposition 65)は、カリフォルニア州が指定する特定の化学物質について、一定の曝露基準を超える可能性がある場合に情報開示を求める制度です。
対象となる物質には、がん、生殖機能への影響、または先天性障害との関連が指摘されているものが含まれます。
これらの表示義務は幅広い業界や製品に適用されるものであり、表示の対象となることが直ちに製品の安全性を否定するものではありません。
Alchemist + Co. では、フレグランス原料を慎重に評価し、香りの品質や製品としての完成度を維持しながら、California Proposition 65 に記載された対象成分についても可能な限り使用を避けるよう努めています。
不安を煽る表現ではなく、十分な検討に基づく原料選定、現代的な安全基準、そして責任あるフォーミュレーションを重視しています。
California Proposition 65 の詳細および対象成分一覧については、公式情報をご参照ください。
容器と素材について
コレクションには、サステナビリティと長期的な使用を考慮して選定されたリサイクルアンバーガラスを使用しています。
深みのあるアンバーガラスは、空間の光をやわらかく整えると同時に、香りの品質を保つ役割も果たしています。
アンバーガラスを選ぶ理由は、その美しさだけではありません。
主張しすぎることなく空間に自然となじみ、長く使い続けられる存在であることも大切にしています。
容器は、キャンドルを使い終えたあとも暮らしのなかで活用できるよう、落ち着きのある佇まいと機能性を兼ね備えたデザインに仕上げています。
キャンドルには再利用可能なメタルリッドが付属しており、ご使用の合間にワックス表面を保護するとともに、製品全体の素材構成の一部として設計されています。
また、リサイクルガラスの特性上、わずかな個体差や気泡、表面のゆらぎが見られる場合があります。
これらは不良ではなく、素材が持つ自然な表情としてご理解ください。
ボタニカルと天然石
一部の Ritual コレクションには、野生採取されたボタニカル素材と、倫理的に調達された天然石を取り入れています。
素材は、それぞれが持つ特性や象徴性、香りとの調和を考慮しながら選定されています。
キャンドルは手作業で注ぎ、仕上げられているため、ボタニカル素材や天然石、表面の仕上がりにはわずかな個体差が生じる場合があります。
こうした違いを不均一さではなく、小ロット生産ならではの素材が持つ自然な表情の一部として捉えています。